もう帰ることは無いと思っていた
北の街に帰ってゆく女性の覚悟。
その心中は察するに余りある。
雪は深々と降り、厳しい極寒の海
を青函連絡線で渡る女性の姿が鮮
烈な映像となって目に焼きつく。
イントロは圧倒的な迫力を持ち、
聴いただけで日本中の誰もが、
それとわかるだろう。
津軽海峡冬景色
1977年(昭和52年)
石川さゆり
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
編曲:三木たかし
第19回日本レコード大賞・歌唱賞
第6回FNS歌謡祭・グランプリ、最優秀歌唱賞
津軽海峡冬景色 石川さゆり
2番の歌詞には心打たれますね。
ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと
見知らぬ人が 指をさす
息でくもる窓のガラス ふいてみたけど
はるかにかすみ見えるだけ
さよならあなた私は帰ります
風の音が胸をゆする 泣けとばかりに
ああ津軽海峡冬景色
はるかにかすみ見えるだけ
さよならあなた私は帰ります♪
これは、、、
竜飛岬もかすんで見えるほど
遠いが、あなたのいる東京は
もう何倍も遠くなり見えなく
なってしまった。
引き返せないのはわかって
いたが、さびしさが突然襲っ
てきて涙が・・・
涙が止まらない。