美空ひばりが死を前にして本当
に心から歌いたかった歌がここ
にある。
この歌の最も肺活量を必要とす
るサビの部分は病に侵されてい
る肺では約半分しか声を出せな
いはずと医者は言った。
なのになぜひばり最後のコンサ
ートでは必要分まで声が出てい
るのか?
この現象は医者に「奇跡」と
まで言わしめた。
それほどまでにこの歌にかける
情熱の大きさがあったのでしょう。
川の流れのように
1989年
美空ひばり
作詞:秋元康
作曲:見岳章
地図さえないそれもまた人生。
川の流れのように 美空ひばり
最後には、
川の流れのように穏やかに
この身をまかせていたい。
本当に穏やかに暮らしたい。
私も年齢を経た今の世の中で、
それができたらすごく幸せだ
なと強く感じています。