「歌は世につれ世は歌につれ」
ある時代によく歌われる歌は、
その時代の世情を反映している
といわれるが、「昭和枯れすす
き」が発売される前年の1973年
には第1次オイルショックにより
物価が急上昇し、世の中は不安
定に。
人類が滅亡するというノストラ
ダムスの大予言(五島勉)もべ
ストセラーになる。
この時予言していた国民が番号
で管理されるという国民総背番
号制の方式は、いまで言うマイ
ナンバーのことだろう。
1999年7の月に恐怖の大王
が降ってくるというのは、今で
言う新型コロナのことか、もし
くはロシアのウクライナ侵攻が
引き金になり人類最悪の事態に
発展するかもしれない。
予言ですが、そのように解釈す
る人も出てきてます。
そして、国鉄の幸福行き切符が
売れに売れ、前年の7枚に対し
て、この年はなんと300万枚!
4年で1000万枚にもなった
という。
このことからも国民が何を求めて
いたのかがわかりますね。
・まじめさは誰かが見ていてくれる。
・人に親切にすれば自分に返る。
・努力したことは必ず報われる。
という時代は終わりましたか?
昭和枯れすすき
1974年(昭和49年)
さくらと一郎
作詞:山田孝雄
作曲:むつひろし
編曲:伊部晴美
若い時は、「昭和枯れすすき」
みたいなことは、ありえないと
思っていましたが、年齢を経た
今ならわかります(泣)
レコード大賞優秀大衆賞、
有線放送大賞グランプリ受賞
昭和枯れすすき さくらと一郎
有名な歌集の中で、
こんな歌がありました。
はたらけど
はたらけど猶(なお)
わが生活(くらし)楽にならざり
ぢっと手を見る
石川啄木『一握の砂』
このような状況だったかも
しれません。
それを考えると目頭が熱く
なってきます。