おめでたいことの裏側では
こんな女性の悲恋もあった
のですね。
新郎が別の人を選んだことに
やりきれない気持ちが残る。
老いた母を見捨てて、自分だけ
新たな道を歩むのも無理がある。
この気持ちをどこにもっていけ
ばいいのか・・・
嫁入り船
1973年(昭和48年)
野路由紀子
作詞:吉田旺
作曲:鈴木淳
野路由紀子は魚屋の4人姉弟の
長女として生まれる。
幼いときから同じ境遇の美空
ひばりに憧れ歌手を志す。
最近では「越前武生の夕暮れは」
を2019年7月1日に発売している。
嫁入り船 野路由紀子
江戸時代、水運の要衝であった
潮来は町じゅうに水路が張り巡
らされていたため、舟での嫁入り
も日常的で、昭和30年代まで続い
いたと言う。
今でも」茨城県にある潮来市で
「水郷潮来あやめまつり」と
いうイベントを毎年やっており、
観光客は例年80万人が訪れている。
咲きほこる約100万株の花菖蒲
(ハナショウブ)アヤメ類の総称。
に彩られながら、花嫁が登場する。
手漕ぎのサッパ舟に乗り込んだ
白無垢の花嫁はやがて花婿と合流。
沿道の観客の祝福を受けている。
「水郷潮来あやめまつり大会」は、
かつて潮来で日常的にみられた
嫁入り舟を再現した催しです。