柔らかく伸びる低音は重厚
で説得力があります。
ここまでの低音の持ち主は
なかなかいないでしょう。
フランク永井は東京に就職して
いた兄を頼って上京。
アメリカ軍のクラブ歌手として
月100ドルで契約し、あらゆ
る大会で「のど自慢荒らし」の
異名をとったが、1955年に
日本テレビの『素人のど自慢』
の年間ベストワンに選ばれたの
をきっかけにビクターと契約。
そしてジャズから歌謡曲に転向。
「有楽町で逢いましょう」
「東京ナイトクラブ」など低音
の魅力を存分に発揮してトップ
スターになる。
羽田発7時50分
1958年
フランク永井
作詞:宮川哲夫
作曲:豊田一雄
羽田発7時50分 フランク永井
フランク永井の落語好きは
有名で、落語家と交流も多い。
「あ~ぁぁやんなっちゃった
あ~ぁぁ驚いた」のウクレレ
漫談の牧伸二も、「フランク
永井は低音の魅力、牧伸二は
低能の魅力」と言って笑わせ
てたそうです。
フランク永井 ベスト & ベスト