羽生結弦 ロミオとジュリエット
2012年3月の世界選手権のショー
トプログラムでは7位と出遅れた
が、この後のフリープログラムが
すごかった。
ボクシングで例えると激しい打ち
合い後に離れようと油断したとき
に相手のパンチを被弾、ダウンし
てしまったという感じ。
しかしそこからが羽生結弦だった。
スタミナ不足を心配されながらも
全身全霊を込めた連続ジャンプで
会場を沸かせ、最後は感情を爆発
させ、まるで弱い自分自身を振り
払うがごとき力強いステップに突
入!それを見た観客は全員が手拍
子で応援!
羽生が、羽生結弦がこのまま倒れ
ずに最後まで頑張ってくれること
を願った。
ロミオとジュリエット 羽生結弦
17歳3か月でのメダリストは
当時、日本男子最年少記録。
後半の自分を奮い立たせる咆哮
後は、まるで神が乗り移ったの如
く圧巻のステップで会場を一つに
まとめ、フィニッシュへと向かう。
私はこのあたりから涙を抑えきれ
ず。。。
フランスで行われたこの演技は
「ニースの奇跡」と言われ伝説
となっている。
家族とともに避難所生活を送った
羽生は、演技後の報道陣からの取
材で、「被災地を元気付けたいと
思い世界選手権を目指したが、
その考えは間違いでした。
逆に僕のほうが皆さんに元気付け
られました。ありがとうございま
す」と語っていた。
結弦くんらしいですね。