小松原美里&小松原尊組の
「ある愛の詩」の素晴らしい
プログラムを観て27年前の
記憶が呼び覚まされました。

それは、リレハンメルオリン
ピック、アイスダンスのエキ
シビジョンにおいて再現され
た伝説のプログラムと言われ
ている「ボレロ」でした。

この「ボレロ」でスケートに
魅せられフィギュア、アイス
ダンスのファンになった人が
たくさんいます。

私もその中の一人です。

リレハンメルより10年前の
1984年サラエボオリンピ
ックで審査員全員が6.0の
満点を提示したという演技は
始まる前から観客の期待感が
半端なく、解説者も、かなり
興奮しています。

10年経過しても錆つくこと
のない演技は、この時代でも
まったく色あせることなく、
会場のすべての人を納得させ
る力がありました。

ボレロのことを知っている熱
狂的なファンは、それぞれが
ボードを持っていて、トービ
ル&ディーンの演技が終わる
とボードに手書きで6.0
(満点)を書いて頭上に掲げて
感極まっています。

ああ、演技の再現だけでなく
ファンが採点を再現している
なんて!!!

私も、うんうんとうなずきな
がら涙が頬を伝っている。

スケートって芸術なんだ!
スケートってこれだけの人を
魅了し、感動させることがで
きるんだ!

私はそれまでフィギュアスケ
ートは転倒しないで何回転の
ジャンプができるのを競うも
のという大まかな解釈でした
が、それだけでは無いことを
この演技で思い知らされまし
た。

1994年 リレハンメル
オリンピックエキシビジョン

ジェーン・ トービル&クリス
トファー・ディーン ボレロ

感涙です。


氷上の舞 煌めく
アイスダンサーたち