かぐや姫ベスト

1970年代に活躍した
フォークグループ、
かぐや姫。

1973年9月、シングル
「神田川」を発売。
深夜放送のリスナーから
支持を得て、シングル
カットされたこの曲は、
最終的に160万枚を売り
上げる、かぐや姫最大
のヒット曲となる。

この年NHK紅白歌合戦に
出場の話が来るが歌詞の
中の『クレパス』が商標
なので『クレヨン』に
変更してくれといわれて
拒否、出場を辞退したと
いうエピソードがある(驚)。

この曲を聴くと昔行ってた
小さな銭湯を思い出します^^
横丁の風呂屋♪=銭湯。

今ではほとんどの家庭に
風呂が付いているので、
◯◯湯とか小さな風呂屋
(銭湯)は時代の流れで
潰れて、◯◯温泉とか大
きなのが主流になってい
ますよね^^

昔は自宅に風呂がある家
はまだ少なく、近所の同
級生の家も長屋暮らしだ
ったのでみんな家風呂が
無く銭湯に来ているよう
な時代でした。

洗面器の中に石鹸とシャ
ンプー、タオルなんかを
小脇に抱えて毎日近くの
銭湯に行ってました^^

この頃、ぼくは学生でし
たが、パチンコが友達の
あいだで流行ってまして、
小遣いでよく遊んでいた
んですね♪

そこで知り合った優しい
お兄さんがいて、今でも
覚えていますが、よく入る
パチンコ台を教えてくれた
り、喫茶店でコーヒーを
奢ってくれたりしました。

いつも笑顔で親切なので
みんなから好かれていました。

小柄で帽子を被り、しょっ
ちゅうガムを噛んでいた。
パチンコの腕はセミプロ級
で、ほとんどはパチンコか
らの収入で、それだけで賄
えない時だけ働いていたよ
うです。

思い出すと、この頃、周り
の人達は、お金は無かった
けど皆自由でした・・・

神田川
1973年(昭和48年)
作詞:喜多条忠、
作曲:南こうせつ
編曲:木田高介

あなたの神田川にタイムスリップ

神田川 かぐや姫 

話の続きですが、お兄さん
は近くのアパートに住んで
いたので、当然、銭湯なん
かでも一緒になりました。

中でも外でも、いろんな話
をしました。

ある日、また銭湯で一緒に
なって出入り口でいつもの
ように話をしていると、
のれんをめくって知らない
女性がぼくに軽く会釈して
きました。

ぼくが驚いていると、お兄
さんは、実は今、2人で住ん
でて、もうすぐ子供が生まれる
ので、お金を貯めて結婚するん
だと言ってた。

その時のお兄さんの笑顔と
風呂上りの女性の石鹸の香り
がセットになってとても爽や
かな感じがしました。

神田川を聴くと当時のことが
鮮やかに甦ってきます。

あれから数十年経ってますか・・・
今ごろ、どうしてるんでしょう?

まだガムかみながら楽しそうに
パチンコ打っているのかもしれ
ません。

また会いたいなぁ・・・