窓から夕焼けが見えた。
その周辺が赤く染まって
いる。
なんて美しいんだろう。
山の谷間に夕陽が沈んで
ゆく。
カメラを構えてシャッター
を切ろうとしたが、間に
合わない。
ギリギリで捕えることが
できなかった。
見えてから沈むまでの速
度が早過ぎる。
夕焼け雲
1976年(昭和51年)
千昌夫
作詞:横井弘
作曲:一代のぼる
夕焼け雲 千昌夫
幼い頃、夕焼け雲を見ながら
一人で歩いていると、いつの
間にか知らない町並みになっ
ていて家に帰る方向がわから
なくなって泣いていると、見
知らぬ優しいお姉さんが帰る
方向を一緒に探してくれたこ
ともありました。
子供の頃、友人と夢中になっ
て遊んだ思い出や果たせなか
った夢など。
あの頃に帰りたい。でももう
帰れない。
夕焼け雲、美しいがゆえに脆く、
儚さを感じてしまう時もある。
誰もが一度は経験したことが
あるでしょう。